2012年７月、10周年を迎える、五足のくつ。「五足便り」でも新しいことをはじめます！

天草の素晴らしさを皆様に知っていただきたく、これから時々、「天草で暮らす笑顔美人」を連載でお届けすることにしました。どうぞよろしくお願いします。

 第一回目は、「山の上の食事処 まつもと」の松本加代子さんです！

「このお店をはじめて本当に良かった！」

 以前も「五足便り」で紹介しました「山の上の食事処 まつもと」（☆前回の記事はこちらから⇒⇒）。数か月先まで予約がとれない人気のお食事処です。松本さん一家が心を込めて作ってくれたお野菜やお米を使った、おいしくて心があたたかくなるお食事が楽しめます。

松本さんがこのお店をはじめられたのは2007年10月。「60歳を過ぎても定年のない仕事をしたい！」と、自宅をお店にすることを決意。もともと料理は好きで得意だったそうですが、「せっかくお店をするなら本格的にしなくては！！」と、ナント大阪までうどんの修行へ。ご主人やご両親を置いて単身1カ月半。ダシの取り方からうどんの打ち方、さらに卵の焼き方など料理の基本まで、さまざまな料理をみっちり習いました。

さらに「また行きたい！」と思ってもらえるお店にするために接遇について学ぶ「おもてなしマスター」の講座を受講。参加者中、最高得点で卒業したそうです。

ご主人もご両親も息子さん一家もお店をオープンすることには大賛成。お店のオープンに向けてがんばる松本さんにみんなとても協力してくれました。松本さんが作る料理は、みんなご主人とご両親が育てた野菜や米。松本さん一家総出でお店を盛り上げます。

「お店をはじめてから両親は、とっても元気になりました。お客さんが来るから…と身支度を整え、畑仕事に精を出しています。主人と両親は、どっちがおいしい野菜がとれるか競争しているんですよ。それに、玄関に飾る花はいつもお父さんが山からとってきてくれます」

私が２回目にうかがったのは12月のクリスマス前。それはそれは素敵なツリーが飾られていました。

 

松本さんのご主人の畑。ご主人の仕事がお休みの日は畑仕事だそうです。

 

上の写真の上部に映っている大根葉で作った大根めし。間引いた大根を使ったそうです。

 

松本さんのご両親作「こっぱもち」。干した芋で作る天草の郷土料理です。

 こちらも畑。タマネギ、ネギ、キャベツ…。さっきいただいたものはすべて畑にありました！

シイタケも。今年はシイタケ、豊作だそうです。

 

料理の試食は家族みんなで。「特に息子が厳しい。息子の合格点が出たものしかお客様には出していません。私がちょっと味付け辛かったかなと思ったら、すぐ指摘するんです（笑）　孫たちは「うどん食べたい！」と言いますが、「うどんはお客様だけ」とめったに作ってあげていないんですよ〜」

 

こちらのこんにゃく芋も松本さんちの自家製です。

 

この前は松本さん夫婦とご両親でチーズフォンデュを囲んだとか。「これはまだまだお客様には出せません（笑）。でもお父さん・お母さんは初めてのチーズフォンデュもおいしい！って食べてくれたんですよ〜」

松本さんのお店に行くだけですごく幸せになれるのは、松本さんが幸せにあふれているからだと思います。松本さん一家の愛情たっぷりのお料理の数々。「豊かな食事」を堪能できます。

 

看板ももちろん御主人の手作りです！

次回の「天草笑顔美人」もお楽しみに！！

 

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