GW前の先日、五足のくつのスタッフとオーナーと
天草酒造『池の露』の蔵元見学に行ってきました!
まずは天草酒造 四代目蔵元 平下豊さんから
焼酎ができるまでの説明をしてもらいました。
麹に使う米は「農家さんの気持ちにそった蔵元でありたい」と
蔵のすぐ近くの田んぼで自家栽培もされています。
栽培しているのはヒノヒカリ。
あえてヒノヒカリにしたのは、焼酎がやさしい味になるからだそうです。
米は明治の創業以来の甑で蒸します。
とにかく、すべて手作業です。
蒸した米は麹室という部屋の中で温度管理をしながら麹を造ります。
この仕込みに使う甕は明治の創業以来の和甕。
甕は焼き物ですから、生きています。
甕によって麹に違いが出るそうです。
その個性を大切にしたい!と平下さん。
この蔵に染み込んだ菌がよい働きをするそうです。
「池の露」は鹿児島の契約農家さんの芋を使っています。
通常、焼酎業界では、朝とれた芋をその日に使うそうですが、
こちらでは敢えて朝とれた芋ではなく、時間がたった芋を。
芋も洗いすぎないように、薄皮の間のうまみを大切にしているそうです。
そうすることで焼酎がよりまろやかになります。
これらもすべて手作業でやっているからできることです。
写真は芋を選別するところ
平下さんは「身体を使って造るんだ」と労をおしまず、
蔵の中で1日20時間焼酎につきっきり。
その変化に敏感に反応し、心を込め、情熱をかけて造られています。
その意気込みには感動です。
「10年前、自分がやりたくて池の露を復活させたのだから」と
平下さんの並々ならぬ思いを感じました。
材料にこだわり、造りにこだわり…
造り手の思いのこもった「池の露」、おいしくないはずがありません!
大変な中、企画してくださった、たちばな酒店の田尻さん
丁寧に説明してくださった、天草酒造の平下さん、
「誠にありがとうございました!」
当日は、天草が全国に誇る「蛇の目寿司」の女将さんと
熊本の料理屋「しおまめ」さんもご一緒でした!
*****おまけの感想*****
蔵元見学の当日、早速お客様から「池の露」をご注文いただき
大野はうれしそうに「池の露、出ましたよ!」と
私に報告に来てくれました。
きっとお客様に愛情を持っておすすめしたのだろうなと思うと、
私はそのことがなんともうれしく…
蔵元見学に行って良かったなあとしみじみ思ったのでした。
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