天草の崎津集落が
『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』のひとつとして
2018年7月、世界文化遺産に登録されました!
『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』のひとつとして
2018年7月、世界文化遺産に登録されました!
『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』とは、
17世紀から19世紀の2世紀以上にわたるキリスト教禁教政策の下で、
ひそかに信仰を伝えた人々の歴史を物語る遺産のことです。
17世紀に江戸幕府によりキリスト教が禁止され、
長崎と天草地方の潜伏キリシタンが「潜伏」したきっかけや、
禁教政策の下で、信仰の実践と共同体の維持のために
密かに行った様々な試み、
そして明治時代になり、禁教令がとかれ、
ヨーロッパからやってきた宣教師との出会いにより
「潜伏」が終わりを迎えるまでを12の構成資産によって表わしています。
天草の崎津集落は、
禁教下でどのようにキリシタンを信仰していたかを示す遺産として
世界文化遺産に登録されています。
崎津集落は天草の入江にある漁村で、漁業と信仰が密接に結びついています。
豊漁の神様である大黒天や恵比寿神をキリスト教のデウスとして崇拝し、
アワビの貝殻の内側の模様を聖母マリアに見立てて拝むことで
信仰を実践していたそうです。
白蝶貝を加工し、メダイも作りました。
そして、その祈りは崎津諏訪神社で行われていたそうです。
現在の崎津教会は、昭和8年に
フランス人のハルプ神父により建築されました。
崎津教会は、絵踏みが行われた庄屋役宅跡に建てられ、
その祭壇は絵踏みが行われた、まさにその場所に置かれています。
これは、ハルプ神父の強い願いによるものだったそうです。
世界宗教史上の奇跡と言われる、
長崎と天草地方の潜伏キリシタンの歴史ー
ぜひ、天草の崎津集落で感じていただければと思います。
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天草に移住して13年。『旅人のように暮らす』をテーマに天草リゾート暮らしを満喫中。世界に誇るリゾート地・天草を知ってもらいたい! 遊びに来てもらいたい! そんな思いを込めて記事を書いています。 仕事は、東シナ海に面した山の上に建つ全室離れ、 露天風呂付きの温泉旅館 『石山離宮 五足のくつ』&『旅館 伊賀屋』の支配人です。
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